ウクライナ戦争に見る「核の忘却」の終わりの時代
座談会シリーズ

『「核の忘却」の終わり—核兵器復権の時代』の出版からわずか3年。同書では、ロシアによる戦術核の役割の再確認や中国の核戦力の近代化などを通じて、「使わない」「使えない」兵器から「使う」兵器へと核兵器の役割や認識が変化しつつある世界の傾向を論じました。こうした論点は2022年2月に勃発したロシアのウクライナ侵攻により、より現実的な問題として捉えられるようになりました。ロシアは侵攻当初からNATOの介入を阻止する目的で戦術核使用の可能性を排除しないと脅しをかけ、世界は核戦争の恐怖に直面しました。こうしたウクライナ戦争がもたらした問題意識のもと、書籍出版時から今に至る核兵器の現実を巡る変化、ウクライナ戦争が意味するもの、日本が考えなくてはならないこと、今後の世界への影響など、「ウクライナ戦争と『核の忘却』の終わり」をテーマに4回シリーズの座談会を開催し動画を公開していく予定です。
書籍については、こちら。執筆陣による書籍の内容紹介、議論を行った講演会(2019.7.19開催)の様子は、こちらからご覧いただけます。

第1回:ウクライナ戦争に見る「核の忘却」の終わり

収録日:2022年4月15日(金)
司会:秋山信将氏 議論:小泉悠氏、高橋杉雄氏、戸崎洋史氏

第2回:「核兵器復権」の時代:軍縮・軍備管理をめぐる議論

収録日:2022年4月15日(金)
司会:高橋杉雄氏 議論:秋山信将氏、戸崎洋史氏

秋山信将(あきやま・のぶまさ)
コーネル大学公共政策修士課程修了。一橋大学より博士(法学)を取得。広島市立大学講師、日本国際問題研究所主任研究員、在ウィーン国際機関日本政府代表部公使参事官などを経て、
現在:一橋大学大学院法学研究科教授、専門は国際政治学、安全保障論。
主著:『核不拡散をめぐる国際政治─規範の遵守、秩序の変容』(有信堂高文社、2012年)、『NPT─核のグローバル・ガバナンス』(岩波書店、2015年、編著)、『アフターコロナ時代の米中関係と世界秩序』(東京大学出版会、2020年、編著)など。
高橋杉雄(たかはし・すぎお)
早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、ジョージ・ワシントン大学政治学修士課程修了。防衛省防衛研究所政策シミュレーション室長などを経て、
現在:防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長、専門は安全保障論、日米同盟。
主著:『「核の忘却」の終わり─核兵器復権の時代』(勁草書房、2019年、共著)、『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛─INF条約後の安全保障』(並木書房、2020年、共著)、『China's Strategic Arsenal』(ジョージタウン大学出版会、2021年、共著)など。
小泉悠(こいずみ・ゆう)
早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員、未来工学研究所特別研究員、東京大学先端科学技術研究センター特任助教などを経て、
現在:東京大学先端科学技術研究センター講師、専門はロシアの軍事・安全保障。
主著:『軍事大国ロシア─新たな世界戦略と行動原理』(作品社、2016年)、『プーチンの国家戦略─岐路に立つ「強国」ロシア』(東京堂出版、2016年)、『大国の暴走─「米・中・露」三帝国はなぜ世界を脅かすのか』(講談社、2017年、共著)、『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、2019年)、『現代ロシアの軍事戦略』(筑摩書房、2021年)など。
戸崎洋史(とさき・ひろふみ)
大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程中途退学、同大学院より博士(国際公共政策)を取得。日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センター主任研究員などを経て、
現在:日本国際問題研究所軍縮・科学技術センター 所長、専門は軍備管理・不拡散、核戦略論。
主著:『核軍縮不拡散の法と政治―黒澤満先生退職記念』(信山社、2008年、共編著)、『安全保障論─平和で公正な国際社会の構築に向けて』(信山社、2015年、共編著)、『NPT―核のグローバル・ガバナンス』(岩波書店、2015年、共著)、『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛─INF条約後の安全保障』(並木書房、2020年、共著)など。
 

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