- フィリピン南部
<公開セミナー>
フィリピン南部の和平プロセス—課題と展望

日 時: 2015年11月15日(日) 13:30-17:00
場 所: 立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館多目的ホール
場 所: 立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館多目的ホール
1970年前後、政治の中心から追いやられ、
プログラム
13:30-13:45
開会の辞 上田信教授・立教大学アジア地域研究所所長
石井正子教授「フィリピン南部の紛争の概要」
13:45-14:45
モハゲル・イクバル氏「バンサモロ和平合意―交渉の先に待ち受ける困難な実施」
14:45-15:00
休憩
15:00-15:40
アブドゥラ・カムリアン氏「苦難に満ちた平和への道―バンサモロ和平プロセスの課題」
15:40-16:20
サルマ・ラスル氏「バンサモロ基本法案―課題と現状」
16:20-17:00
質疑応答
閉会の辞 星野俊也教授・大阪大学理事・副学長
登壇者プロフィール
モハゲル・イクバル氏/Mr. Mohagher Iqbal
MILF和平交渉団長/バンサモロ移行委員会議長
1972年マニュエル・ケソン大学修士課程修了。1972年にモロ民族解放戦線(MNLF)、1977年にモロイスラム解放戦線(MILF)に参加する。2003年からMILFの和平交渉団長として政府との交渉に携わり、武力紛争を終結させるロードマップを記した枠組合意(2012年)および包括的合意(2014年)の達成に尽力した。バンサモロ政府設立の礎となるバンサモロ基本法案を策定する委員会の議長を務める。交渉においていかに忍耐が必要であるか、その想いを「バンサモロにかんする枠組合意:その展望と課題」(P’s Pod ウェブサイトマガジン)に綴っている。現在、MILFの幹部として連日フィリピンの紙面に登場。Salah Jubairの名前で、The Long Road to Peace: Inside the GRP-MILF Peace Process, Bangsamoro: A Nation Under Endless Tyrannyなどの著作がある。
アブドゥラ・カムリアン氏/Mr. Abdulla Camlian
MILF和平交渉団メンバー/バンサモロ移行委員会委員/フィリピンイスラム福祉社会長
1965年カイロ軍事アカデミー卒業。1970年代からモロの解放運動を指導する。一方で、南部フィリピン開発庁役員、ムスリム関係所(現ムスリム・フィリピン国家委員会)副所長などの政府の要職も歴任。政府とモロの人びとをつなぎ、モロのコミュニティの平和と開発を促進する活動に携わってきた。2010年からMILF和平交渉団のメンバーを務める。
サルマ・ラスル氏/Ms. Salma Rasul
フィリピンイスラムと民主主義センター(PCID)所長/フィリピン大学イスラム法センター所長フィリピン大学法学部卒業。PCIDの所長として、民主化、人権、宗教間対話を促進するセミナーなどを開催し、啓発活動を行う。弁護士として、新自治政府設立の可能性と課題を解説する活動も行っている。弁護士として在フィリピンサウジアラビア大使館、フィリピン開発銀行、移民団体、などでコンサルタントや専門家を務める。
石井正子氏
立教大学異文化コミュニケーション学部・教授。著書に「フィリピン南部の2つの先住民と平和構築:バンサモロ政府の設立に向けた動きとその課題」 『地域・草の根から生まれる平和』(早稲田大学出版部、2015年)、「「平和の配当」は平和をもたらすか:フィリピン南部の紛争に対するJ-BIRDの意義と課題」『現場(フィールド)からの平和構築論:アジア地域の紛争と日本の和平関与』(勁草書房、2013年)などがある。
言 語:英語(簡易逐次通訳あり)
参加費:無料
主 催: アジア平和構築ウェブ展開プロジェクト
*大阪大学大学院国際公共政策研究科受託研究(代表・星野俊也)
共 催: 立教大学アジア地域研究所
お問い合わせ先/参加申し込み先(当日参加も歓迎いたします):
大阪大学大学院国際公共政策研究科 アジア平和構築ウェブ展開
E-mail: apb@osipp.osaka-u.ac.jp(担当・吉村、松野)
電話:06-6850-5646(月~水 10:00-17:00)

