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May 2013: Southern Thailand

2013年5月
1) タクシン元首相のマレーシア訪問
5日、タクシン元首相がマレーシアを訪問した。同元首相法律顧問のノパドン氏によると、訪マは宗教指導者と会談するためであり、一部で言われているようなBRNのハサン・タイップ氏に会うためではない。また、同元首相はマレーシア総選挙に勝利したナジブ首相に祝電を入れ、併せて、和平対話への継続的な支援求めた、とのことである。
2) 和平対話タイ政府側代表メンバーのインドネシア訪問
27日、タウィーSBPAC長官がインドネシアを訪問し、同国に潜んでいる、または、同国で訓練を受けているとされる反政府武装グループ・メンバーの逮捕への協力を求めた。訪問には、和平対話タイ政府側代表メンバーも同行した。
3)勾留者の釈放と逮捕状の取り消し
16日、南部国境地域の治安機関と県裁判所は、1,357人の反政府武装グループ・メンバー容疑者の逮捕状の取り消しについて協議をした。容疑者に出されている逮捕状の取り消しを、ケース・バイ・ケースで検討していくとされる。反政府武装活動との関わりで12年の懲役刑を受けたアンワー氏のケースが引き金となり、BRNの要求事項にもなっている勾留者の釈放を求める陳情書にパッタニー県刑務所の約100人の勾留者が署名をした。
4)BRN、2回目のビデオ・クリップ公開
26日、BRNは2回目のビデオ・クリップをユーチューブ上に公開した。同ビデオ・クリップでは、アダム・ムハマット・ノー氏が、BRNの5つの要求事項について説明をした。
<関連映像>
5) BRN、3回目のビデオ・クリップ公開
30日、BRNは3回目のビデオ・クリップをユーチューブ上に公開した。同ビデオ・クリップでは、アブドゥラカリム・カリィ氏が、暴力事件にはタイ陸軍が起こした事件もあると述べ、パタニの人々への暴力行為を止めるように呼びかけた。また、ハサン・タイップ氏は、タイ(サイアム)の植民地からパタニを解放するために戦う、と述べた。
2013年4月の暴力事件(別表参照)
註:上記内容は主に以下のWEBサイトの記事を参考に、筆者が編集した。
Bangkok Post (http://www.bangkokpost.com/)
Deep South Watch (http://www.deepsouthwatch.org/)
Deep South Journalism School (http://www.deepsouthwatch.org/dsj)
The Nation (http://www.nationmultimedia.com/)
Matichon Online (http://www.matichon.co.th/


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