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  • バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ―2018年1~2月の現地調査より

    2018.08.10

    杉江 あい バングラデシュ
    バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ―2018年1~2月の現地調査より

    田中志歩(香川大学教育学研究科学校教育専攻修士課程)  大河川が運ぶ土砂で造られたデルタ地帯のバングラデシュの中で、チッタゴン丘陵地帯は、バングラデシュ東南部に位置し、アラカン山脈につながるバ


  • 「イスラーム復興」のもう一つの顔

    2018.08.10

    西 直美 タイ深南部
    「イスラーム復興」のもう一つの顔

    タイ深南部(パッターニー県、ヤラー県、ナラーティワート県とソンクラー県の一部)では、2004年にタイ政府と反政府武装組織の抗争が激化してから、10年以上の月日が経った。深南部で続く紛争の背景に関して、これまで数多くの貴重な研究が蓄積されてきた。論点となってきたのは、おもに政治と歴史である。タイ政府による抑圧的政策や権力濫用が、パタニ・マレー語を母語とする深南部のマレー・ムスリムの周縁化と分離独立運動の興隆をもたらした。


  • ドゥテルテ政権:バンサモロ新自治政府設立のための法律成立

    2018.07.28

    石井 正子 フィリピン南部
    ドゥテルテ政権:バンサモロ新自治政府設立のための法律成立

    2018年7月26日、ドゥテルテ大統領がバンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域組織法(Organic Law for the Bangsamoro Autonomous Region in Muslim Mindanao, 通称バンサモロ組織法、Bangsamoro Organic Law: BOL)[1]に署名をした。これにより、南部にバンサモロの新自治政府を設立し、MILF(Moro Islamic Liberation Front, モロイスラム解放戦線)との武力紛争を終結する和平プロセスが大きく前進した。


  • 「デーオバンド派」とは何か-南アジアのイスラーム過激派?

    2018.07.03

    拓 徹 アジアのイスラーム
    「デーオバンド派」とは何か-南アジアのイスラーム過激派?

    「デーオバンド派」とは何か-南アジアのイスラーム過激派? 拓 徹 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・客員准教授/ 人間文化研究機構総合人間文化研究推進


  • 反政府武装勢力の協力者なのか政府の人間なのか マクター・シーカチと「容疑者」になること

    2018.06.20

    ガームポン タイ深南部
    反政府武装勢力の協力者なのか政府の人間なのか マクター・シーカチと「容疑者」になること

    この記事は、タイ深南部の紛争地域で、タイ政府側からも、武装勢力側からも、村人からも容疑者として扱われ、苦しい立場に追いやられた一人の若者の経験を、現地若手ジャーナリストが取材したものである。


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