平和構築全般ISSUES IN PEACEBUILDING
-
2016.02.14
中内 政貴 平和構築全般平和構築における軍事力の役割と問題点 ―旧ユーゴスラヴィアの事例から
中内 政貴 (Masataka NAKAUCHI) 大阪大学大学院国際公共政策研究科 特任准教授 問題の背景 冷戦後に盛んに取り組まれるようになった平和構築(peace-building)においては、当初は経済・社
-
2015.11.17
クリストファー・K・ラモント 平和構築全般チュニジア国民対話カルテット:アジア地域のモデル?
クリストファー・K・ラモント 2015年10月9日、ノルウェー・ノーベル委員会は、「チュニジアにおける多元的民主主義の構築に決定的な貢献をした」として、チュニジア国民対話カルテットにノーベル平和賞を授与した
-
2015.08.05
井上 治 平和構築全般アチェ和平合意から10年 〜内部抗争が続く中、置き去りにされる合意の完全実施
井上 治(拓殖大学教授) 武力紛争にはもう戻らない アチェ和平合意10周年が近づいた2014年12月15日、アチェ州政府は住民保護及び政治・民族統一局(Kesbangpol Linmas)の建物内に和平記念講堂をオー
-
2015.03.11
富樫耕介 平和構築全般紛争再発のリスクと防止の条件: 平和構築のパラドックス
はじめに 一度、紛争を経験した地域において平和を定着させることは容易ではない。紛争後の地域は、5年以内に紛争を再発させる可能性が高いと言われ(Zürcher 2007; Collier et al. 2008)、実際に
-
2014.01.29
上杉勇司 平和構築全般東ティモールの治安部門改革(SSR)と現地社会の主体性の課題
はじめに 本稿では、これまで私が平和構築の研究と実践や東ティモールにおける治安部門改革(Security Sector Reform: SSR)に関する研究と実践を通じて痛感した課題を「現地社会の主体性」をキーワードに