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笹川平和財団・笹川日中友好基金主催シンポジウム
「東シナ海での危機回避に向けた日中対話の必要性」
―航行安全をめぐる日中民間対話の試み―
(2014.5.29開催)

募集は終了しました


◆2013年度事業「日中海上航行安全対話」報告書をダウンロードいただけます◆
報告書(日本語) / (中国語)


笹川日中友好基金では5月29日(木)に日本財団ビルにて「東シナ海での危機回避に向けた日中対話の必要性」と題したシンポジウムを開催いたします。

尖閣周辺海域をめぐる日中間の緊迫した情勢が続くなか、笹川平和財団と北京大学国際関係学院は、同海域における法執行船による不測事態を回避するための方策について検討することを目的に2013年8月に「日中海上航行安全対話」事業を急遽立ち上げました。日中双方の国際法、海洋法、安全保障諸分野の専門家により、わずか半年の間に度重なる国内検討会を行うとともに、3回にわたって日中合同検討会を開催しました。検討会では、当該海域における航行の安全と危機管理措置について対話と検討を行い、目下の危機的状況を制御し、緩和する方策に関する報告書を作成しました。

報告書の完成を受け、日中双方の専門家たちは、航行安全の問題を検討する際の参考に供するために、両国政府やその他関係者に報告書の内容説明を行いました。また、報告書の主旨について国際社会の関心を喚起し、今後の対話の課題について議論を深めるために、2014年5月2日にアメリカのブルッキングス研究所でセミナーを開催しました。セミナーには、ワシントンDCに拠点を置くアメリカの代表的なシンクタンクや大学教育機関など、東アジアの安全保障問題に関心を持つ多くの専門家・研究者らが参加され、また、民間団体主導の本対話事業についても多くの方々から評価を受けることができました。

同セミナーで司会進行を務めたブルッキングス研究所の上席研究員・東アジア政策研究センタ―長のリチャードブッシュ氏はこの取り組みに対して、「尖閣問題を巡る日中間の対立が先鋭化し、難局打開の糸口が見つからない今、民間によるこのような建設的な試みは創意に溢れ、両国関係の安定化にとって重要な意義がある」とのコメントをされています。

この度は、東シナ海の安全に関心を持つ日本の方々に対話事業の内容についてご説明し、今後の課題などについて認識を深めるため、対話事業に参加した日中双方の専門家によるシンポジウムを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
笹川平和財団・笹川日中友好基金主催シンポジウム
「東シナ海での危機回避に向けた日中対話の必要性 」
―航行安全をめぐる日中民間対話の試み―
日時
2014年5月29日(木)14:00-17:00(13:30受付開始)
会場
2階会議室
東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル(地図
主催
笹川平和財団・笹川日中友好基金
プログラム
第一部
14:00-14:15 開会挨拶
「民間からの挑戦①事業の経緯と成果の概要」
羽生 次郎(笹川平和財団 会長)
14:15-14:30 「民間からの挑戦②:その意義と課題」
朱 鋒(北京大学 教授)
14:30-14:45 「日本側の主張:法的問題と航行安全上の見解」
中谷 和弘(東京大学教授)
14:45-15:00 「中国側の主張:法的問題と航行安全上の見解」
洪 農(中国南海研究院)
15:00-15:15 コメント①
真山 全(大阪大学 教授)
15:15-15:25 休憩
第二部
15:25-15:40 「危機回避への道:CBMの可能性と課題-日本側から」
飯田 将史(防衛省防衛研究所 主任研究官)
15:40-15:55 「危機回避への道:CBMの可能性と課題-中国側から」
于 鉄軍(北京大学 准教授)
15:55-16:10 コメント②
李 恩民(桜美林大学 教授)
16:10-17:00 質疑応答
17:00 閉会
その他
参加費無料、日本語-中国語同時通訳付、申込先着順
お申込について
講演会へ参加ご希望の方は、5月28 日(水)17:00までに本ページよりお申し込みください
※定員になり次第締め切らせていただきますので、予めご了承ください。
※お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催、助成等によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。

募集は終了しました

事務局
笹川日中友好基金
于 展、玉腰
お問い合わせはこちらから
電話: 03-6229-5452

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