事業紹介

2017年
事業

380 現代日本紹介図書翻訳出版Ⅱ

事業実施者 笹川平和財団 現代日本図書シリーズ編集委員会 年数 5年継続事業の4年目(4/5)
形態 自主助成委託その他 事業費 18,500,000円
2017年度 事業計画

日中両国の専門家や協力出版社によって厳選された現代日本を紹介する良書を中国で翻訳・出版する。2009年から開始しました。2017年度は下記内容を実施予定。

 

1.図書の選考、翻訳・出版
(1) 図書の選考:2017年度以降の翻訳対象候補として、日中両国の専門家会議(日本専門家2名、中国専門家2名、財団職員2名)によって選出された図書を中国側協力出版社に推薦する。加えて中国側協力出版社による図書の推薦も実施し、二つのルートを通じて推薦図書リストを作成する。

 
(2) 出版社および専門家と当財団との協力を通じて、これまでに選定された図書の翻訳を進め、年間5冊程度を目標に出版する。中国における翻訳・出版、その他関連業務は、社会科学文献出版社、世界知識出版社、三聯出版社、北京大学出版社、南京大学出版社、上海交通大学出版社、新星出版社など出版社の責任者で構成される「現代日本図書シリーズ編集委員会」が実施する。同委員会は当財団からの委託を受け、翻訳者の人選、版権交渉、翻訳、編集、出版、販売、広報および事後調査を実施する。

 

2.翻訳出版100冊記念行事(2017年秋、北京)
 政治情勢を十分考慮しながら、翻訳出版100冊達成を記念する100名規模の行事を北京で行う。翻訳された図書の著者や訳者の代表はじめ、中国の出版界、学術界、読者代表並びに日中のマスコミ関係者を招き、事業成果を広く発信するとともに、中国の図書市場の傾向や出版事情への理解を深め、今後の情報発信の参考とする。

 
3.事務局活動
 当財団は事務局として、図書の選考、翻訳・出版作業の進捗状況に合わせて、中国側の編集員会や、選考を担当する日中両国の専門家及び双方の出版社などとの連絡調整を行い、出版関係者との交流を主導し、日中両国における事業成果の広報広知活動を企画実施するなど、事業全体の円滑な展開を図る。

翻訳図書一覧

 2009年から2016年までに約1億8000万円を投じ、97冊を翻訳・出版しました。

 2017年度には100冊の出版が実現し、2017年10月末には累計103冊が刊行されます。

 総発行部数は45万冊を超え、日中文化交流史上最大の日本翻訳図書シリーズです。

 出版図書一覧については、下記リストをご参照ください。

 ≪翻訳出版図書一覧≫ 2017_103booklist.pdf

 書籍表紙は、一部未掲載ですが「出版物一覧」でご覧いただけます。

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