中国の地方テレビ局の局長らが来日し、番組の質を向上させるため、特別番組とニュース番組の制作をメイン・テーマに日本側関係者と交流し、日本の経験について勉強しました。
訪日団は中国におけるテレビ放送事業の主管官庁である広播電視部の責任者が団長を務め、団員は北京、天津、上海各都市のテレビ局長の他、重慶、新疆、チベット等西南･西北地域のテレビ局長も加わり、1997年7月22～31日、東京、神奈川、京都、大阪を訪問しました。東京では、NHK、テレビ朝日、フジテレビの3局を訪問し、集中講義や意見交換会等の形で勉強活動を展開しました。また、各社の代表的な番組制作の現場を視察し、インタビューを行いました。代表団はさらに、ハイビジョン･テレビ等、日本の進んだ放送技術を見学し、報道関係の企業・団体を訪問しました。東京の日程を終えた後に、横浜ではテレビ神奈川、大阪では読売テレビを訪問し、両局においても、関係者との意見交換会を開催しました。この他、京都では、中国の視聴者に日本の伝統文化を紹介するテレビ番組を制作するための取材を行いました。
代表団は帰国後、総括会議を召集し、成果報告書を作成、報告書は広播電視部の地方組織を通して全国各都市のテレビ局に配布され、勉強の成果が拡大されました。また、訪日関係の記事が『広播電視報』等のメディアに掲載されました。