事業内容
国際社会で日中関係のプレゼンスが見直され、より安定した関係が求められていますが、両国には「尖閣列島問題」「歴史認識問題」等、不安定な要因があります。また、日中関係の世代交代が本格的に進みつつあります。日中学生の対話による相互理解と交流深化を推進してきた日中学生会議は、設立10周年を機に成果を社会に還元すべく、学生の視点、立場に立った日中関係情報の発信基地設置を目指すことになっています。
1997年8月5~17日、北京大学、清華大学、復旦大学の3大学各7人の中国人学生を招へいし、会議を開催しました。「21世紀における日中のパートナーシップ」をテーマとした公開シンポジウム、「姉妹都市交流の可能性と限界」をテーマとした横浜市での交流、分野別(環境・食料、福祉、歴史、地域交流、外交)分科会と実地視察、「戦争が残した諸問題」「香港の将来」をテーマとした全体分科会を開催しました。
会議に際して行われた日中同内容の意識調査には、日中双方の各界が高い関心を示し、マスコミでも大きく取り上げられました。会議開催後、各種シンポジウムに本会議の参加者が意見を提示する側として積極的に参加したり、トピックスについて各方面の中国問題の専門家を招いて公開座談会を開催する等、学生交流団体の枠を超えた情報発進基地として積極的な社会への関与を始めています。
事業実施者 |
日中学生会議実行委員会
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年数 |
1年継続事業の1年目(1/1) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
3,151,388円 |