事業内容
日中の安全保障分野での交流は、米中の交流と比較して、不十分という感をぬぐえません。本事業は、track-2として評価されつつある、民間による同分野の交流促進を目的としています。
本年度は、2001年4月9~ 22日に、中国人民解放軍の佐官級1 9人が日本を訪れ、防衛庁、防衛研究所、都内・近郊の自衛隊関連施設の見学などを行いました。
また、02年2月27~3月8日には、日本の安全保障問題の佐官級専門家10人を中国に派遣しています。北京、上海近郊の軍関連施設などを視察し、中国の現役佐官級専門家と安全保障問題について議論しました。さらに、アジアフォーラム・ジャパンに委託し、①中国の核ミサイル開発問題、不審船問題などに関する聞き取り調査、②中国・米国・台湾の研究機関との本事業に関す
る意見交換、③中国から安全保障分野の研究者を招いた討論会の開催(11月)、④中国軍事問題研究会の開催(計5回)を行い、関係各国(日本、中国、北東アジア諸国、米国)の政府機関、研究機関へ報告書を提出しました。
事業実施者 |
笹川平和財団
社団法人アジアフォーラム・ジャパン(日本)
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年数 |
3年継続事業の2年目(2/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
33,687,697円 |