事業内容
笹川日中友好基金は、中国における若手日本研究者のネットワークを強化し、その研究成果の政策提言および世論形成への影響力を高めるために、1 9 9 9年度から研究交流活動を支援してきました。
本年度も、中国国際友好聯絡会と中国社会科学院日本研究所の主催により、2 0 0 2年1 2月7~9日に北京で開催された「中国人の日本観と日本人の中国観」というテーマのシンポジウムを支援しました。このシンポジウムには、日中両国の若手研究者40人が出席したほか、駐中国日本大使館関係者および両国のマスコミ関係者多数がオブザーバーとして参加し、研究論文の提出や研究発表、活発な情報・意見交換が行われました。後日、中国社会科学院日本研究所が中心となって発表論文をまとめ、『第4回若手日本研究者フォーラム論文集』を編纂したほか、政策提言の内容を盛り込んだ事業報告書が作成されました。さらに、若手日本研究者の自主的に活動できる組織へ向けた動きも、中国社会科学院日本研究所を中心に始まりました。
事業実施者 |
中国国際友好聯絡会(中国)
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年数 |
5年継続事業の4年目(4/5) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
2,897,976円 |
本事業の成果は、書籍として刊行されています。
蒋立峰主編『中日両国的相互認識』北京:世界知識出版社、2003年。