事業内容
日本の自衛隊と中国の人民解放軍。国防を担当する両国の現役佐官が、顔の見える交流で信頼を醸成し合おうという事業。2000年度から毎年おこなわれ、8年で90名以上の自衛官が訪中し、中国から160人超の軍官を迎えました。
事業実施者 |
笹川平和財団
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年数 |
3年継続事業の2年目(2/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
29,666,815円 |
本事業は、日中の防衛界の将来を担う佐官級の理解促進を目的として、中国人民解放軍佐官級の来日研修と自衛隊佐官級の訪中研修によって構成されています。
本年度は、2004年8月22日~9月2日、中国人民解放軍佐官級21人が来日しました。一行は、石破茂防衛庁長官(当時)、石川亨統合幕僚会議議長、橋本龍太郎元首相らへの表敬訪問、陸海空自衛隊の施設や防衛研究所、防衛大学などを視察し、意見交換を行いました。また、外務省で日本の対中政策や安全保障政策に関する講義を受けました。
日本からは、04年11月7~17日に、佐官級自衛官を中心に18人が訪中し、曾慶紅国家副主席、曹剛川国防部長、熊光楷副総参謀長への表敬、陸海空3軍の視察を行いました。双方の参加者は、史跡の見学や伝統芸能の鑑賞なども行い、相手国の文化や歴史への理解にもつとめました。また、それぞれ相手国訪問前に準備会議を開き、さらに帰国後は総括会議を開催して、交流や研修の結果を両国の防衛関連機関や関係者に報告し、経験や情報の共有を図るべく努力しました。