事業紹介

2012年
事業

324 中国人気ブロガー招へい

事業概要
中国のインターネットユーザーは4億人を超えたと言われているが、インターネット世論に影響力が大きい人気ブロガー、特に元メディア関係者を日本に招へいし、客観的な現代日本像を知る機会を提供する。そのスピーディで自由な発信力を活用し、日本の姿を独自の視点でweb上でリポートしてもらうことにより、中国インターネットユーザーの日本イメージの改善を図る。

事業実施者 笹川平和財団 年数 5年継続事業の2年目(2/5)
形態 自主助成委託その他 事業費 4,350,934円
第5回招へい

経済・金融ジャーナリストとして著名な何力さん(『全球商業経典』総編集)と張力奮さん(『Financial Times』中文ネット版総編集)を2012年6月3日~10日まで招へいしました。


・第5回招へい者(何力さん、張力奮さんプロフィール)


何力『全球商業経典』編集長

ミニブログURLhttp://t.qq.com/heelii


ブログフォロワー数:1,037,804人(5/30

 

張力奮『FT Chinese.com』編集長

ミニブログURL:http://t.qq.com/zhanglifenft

ブログフォロワー数:662,709人(5/30)

 

・来日日程

日程 取材先の様子
2012年6月3日(日)

CA925便で成田空港に到着した。成田空港からリムジンバスで新宿へ移動。ホテルチェックイン後、胡一平主任も加わり、新宿界隈を案内。


そのあとは取材日程について打ち合わせ。来日初日でしたが、新宿駅を西口から西武新宿、歌舞伎町、新宿駅東口、南口、新南口と一周しました。

新宿を歩く張さん(左)、何さん(右)
2012年6月4日(月)

来日2日目。午前に船橋洋一日本再建イニシアティブ理事長を取材。中国経済の展望、日中関係の現状、日中関係40年の歴史など多岐にわたり取材しました。お昼に食事をとりながら笹川陽平日本財団会長を取材。逆に中国経済やメディアについて笹川会長からも質問があり、活発な意見の交換をしました。
午後は大田区産業協会へ移動し、大田区の概要について説明をうけました。そのあと大田区を代表する企業として、株式会社南武取材(油圧シリンダ設計・製作)を取材しました。 

船橋洋一理事長インタビューの様子

笹川陽平会長取材後の記念撮影

株式会社南武の工場見学

野村和史南武社長との記念撮影
2012年6月5日(火)

午前中は慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスを訪問。加茂具樹先生を訪ねて学生との交流。

午後は日産自動車追浜工場を取材、電気自動車などの生産ラインを見学。
さらに追浜から横浜へ移動し、日産自動車本社にて電気自動車事業、好調な中国事業について取材しました。
 
慶応義塾大学SFCでの両氏による講義
 
日産追浜工場見学

日産本社での説明をうける両名

記念撮影
2012年6月6日(水)

午前中は山王神社を訪れた後、岡崎研究所の岡崎久彦理事長を取材しました。日米同盟と中国の今後の展望についてお話を伺いました。そのあとは国際金融アナリストの大井幸子社長と日本と中国の経済・金融事情について意見交換しました。

 
岡崎久彦理事長取材風景

国際金融アナリストの大井幸子社長と
2012年6月7日(木)

午前中は東京から京都へ新幹線で移動。午後は京セラ株式会社でCSR報告書、環境経営について取材しました。「敬天愛人」という社是に両名はいたく感銘をうけていました。京セラ取材後は、東寺、伏見稲荷、清水寺、二年坂、産寧坂といった京都の名所旧跡を視察しました。

 
京セラでの取材風景

二年坂周辺にて
2012年6月8日(金)

午前は金閣寺、二条城を視察した後、京都から大阪へ移動し、大阪ステーションシティを取材しました。大阪ターミナルビル株式会社、JR西日本の担当者の皆さんから開発計画の概要の説明を受け、ステーションシティを歩いてまわりました。駅の中を歩いた後は大阪城を訪れ、そのあとは夜8時よりネット上で「何力張力奮が見た日本」と題したオンライン座談会を行いました。

 
大阪駅の概要説明

大阪駅構内の視察風景 
2012年6月9日(土)

この日は主に文化関連の取材。午前中、大阪から奈良へ移動。奈良では修学旅行シーズンの学生でにぎわう東大寺と、苔むした境内の静謐な雰囲気をもつ唐招提寺の双方を視察しました。そのあとは兵庫県の武田尾温泉に移動し、日本式旅館の温泉や畳敷の和室を体験しました。

 
 
東大寺では鹿に囲まれました

唐招提寺境内にて
 
武田尾温泉で日本旅館体験

武田尾橋にて 
2012年6月10日(日)

・帰国
 


日本取材班ミニブログサイト「微博看日本」

訪日期間中は、以下のグループミニブログを使って54本の記事が発信されました。


第6回招へい

馬暁霖氏:博聯社代表、包麗敏氏:中国青年報「思想者」編集長、楊錦麟氏:香港衛星テレビ副総裁を2012年7月22日(日)~29日(日)の期間、招へいしました。

・第6回招へい者
 

馬暁霖氏:博聯社代表

ミニブログURL:http://t.qq.com/maxiaolin2000

ブログフォロワー数:約60万人

 

包麗敏氏:中国青年報「思想者」編集長

ミニブログURL:http://t.qq.com/bao_limin

ブログフォロワー数:約9万人

楊錦麟氏:香港衛星テレビ副総裁

ミニブログURL:http://t.qq.com/yangjinlin

ブログフォロワー数:約360万人

 
・来日日程

日程 取材先の様子
2012年7月22日(日)

成田空港からリムジンバスで新宿へ移動。
ホテルチェックイン後、新宿界隈を散策。
 

思い出横丁前の楊錦麟さん
2012年7月23日(月)

来日2日目。午前中は共同通信を訪問し、日中関係について意見交換。さらに中国語ネットニュースサイト共同網のスタッフと意見交換し、仕事場を訪問しました。お昼には日本財団笹川陽平会長との懇談に参加し、午後は都内視察として、靖国神社、浅草を回りました。

共同通信での意見交換

共同網の仕事場を見学

笹川陽平日本財団会長との記念撮影

浅草の見学
2012年7月24日(火)

午前中は銀座、築地を見学。午後は日本エネルギー経済研究所を訪問し、日本のエネルギー政策と中国のエネルギー政策について意見交換。そのあとは衆議院議員会館にて小池百合子議員と面談。つづいて参議院議員会館にて、大野元裕議員と面談を行いました。ちょうど尖閣諸島をめぐって日中関係がぎくしゃくしている中でしたが、率直な意見交換ができました。

小池百合子議員との面談
 
大野元裕議員との面談
2012年7月25日(水)

午前中はBLOGOS編集部を訪れ、日中のブログサイト運営について意見交換しました。午後はNHK放送センターを訪れ、出川展恒解説委員と面談し、中東事情について意見交換しました。橋本明徳元中国総局長とも日中関係について意見交換しました。午後5時からは笹川中東イスラム基金との共催講演会「中国から見た中東政治変動」に登壇し、中国における中東情勢のメディアでの取り上げ方や中国からの中東へのまなざしについて紹介しました。

BLOGOS訪問

「中国から見た中東政治変動」講演会
2012年7月26日(木)

午前中は東京から京都へ新幹線で移動。午後は京都の金閣寺、二条城、清水寺などを視察しました。またNHK放送研究所の山田賢一主任研究員も、ブロガーの皆さんを取材するため、同行しました。
 
新幹線に乗り込む一行

二条城にて

清水寺にて

二寧坂付近にて
2012年7月27日(金)

午前は同志社大学を訪問。村田晃嗣法学部長、浅野亮教授、院生たちと意見交換。日中関係とりわけ尖閣諸島をめぐる摩擦について率直な意見交換をしました。午後は錦市場を見学した後、琵琶湖へ移動しました。

 
同志社大学での意見交換会

錦市場の視察 
2012年7月28日(土)

午前は霊峰・比叡山へ。伝統的な大乗仏教の教えを伝える比叡山延暦寺の様子をみな興味深く見学していました。
午後は大阪へ移動し、夜にはミニブログネット討論会を開催し、リアルタイムでネットユーザーたちとオンライン対話を行いました。
 
比叡山をまわりました

ネットユーザーとのオンライン対話サイト
2012年7月29日(日)

・帰国
 



日本取材班ミニブログサイト「微博看日本」


訪日期間中は、以下のグループミニブログを使って200本以上の記事が発信されました。


包麗敏さんが帰国後、NHKを訪問した時の感想を「公共的、不是国営的」として発表しました。


なお、「公共的、不是国営的」日本語訳バージョンはこちらです。
第7回招へい

著名ブロガーの五岳散人氏、石述思氏、楊瑞春騰訊微博副編集長、張勝利騰訊微博事業部長ら4名を3月17日(日)から24日(日)までの8日間日本に招へいし、東京、京都、奈良、大阪などを訪問しました。

・第7回取材メンバー

楊 瑞春(MS/ YANG RUICHUN) 騰訊微博(Tencent Weibo)副編集長

1973年生まれ 武漢大学出身 

騰訊微博フォロワー数:58万1233人(2013/3/13現在)

中国新聞社記者、南方週末記者、ニュース担当デスク、編集委員、中国新聞週刊編集長などを経て、騰訊副総編集長、騰訊微博副編集長など歴任。

張 勝利 (MR/ZHANG SHENGLI)  騰訊微博(Tencent Weibo)事業部長

1977年生まれ 華中科技大学出身 

騰訊微博フォロワー数:2万3418人(2013/3/13現在)

北京新浪信息技術有限公司務を経て、騰訊控股有限公司入社。

五岳散人  時事評論家、コラムニスト、グルメ評論家

1972年生まれ 満州族 

騰訊微博フォロワー数:40万2788人(2013/3/13現在)

新浪微博フォロワー数:81万7640人 ブログ訪問者数は390万人。 

石 述思(MR/SHI SHUSI)工人日報社編集部主任

1969年生まれ 中国人民大学出身

騰訊微博フォロワー数:63万9367人(2013/3/13現在)

新浪微博フォロワー数:92万8395人(2013/3/13現在)

中央電視台、北京電視台などでもコメンテーターとして活躍。




・来日日程

日程 取材先の様子
2013年3月17日(日)

・成田空港着、都内へ移動、取材打合せ
 
2013年3月18日(月)

・浅草見学
・「中国におけるソーシャルメディアの果たす役割」参加

イベントの様子
2013年3月19日(火)

・朝日新聞訪問
 デジタル版、中国語版などについて意見交換
・日本経済新聞訪問
 データベース、デジタル版等について意見交換

朝日新聞訪問の様子
2013年3月20日(水)

・京都へ移動
・哲学の道、南禅寺、銀閣寺など
 
2013年3月21日(木)

・金閣寺、二条城、祇園など
・大阪へ移動
 
2013年3月22日(金)

・奈良へ移動
・法隆寺、唐招提寺、東大寺など
・大阪へ移動
 
2013年3月23日(土)

・高野山へ移動
・金剛峯寺など
 
2013年3月24日(日)

・帰国
 

「ツイッターは民主化へのステップ 中国のブロガー意義語る」(2013年3月25日:日本財団ブログマガジン)



日本取材班インタビューサイト「FIND真実日本」

日本語訳はこちらをご覧ください。
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