【開催概要】日中の有識者が今後の日米中関係を議論（2017年2月24日）

米国新政権の誕生後、中国はどのような外交・安全保障戦略をとろうとしているのか、中国から2名の識者をお招きし、講演会「トランプ政権と米中関係の行方」を2月24日（金）、笹川平和財団ビル11階国際会議場で開催し、約130人が参加しました。

この講演会は笹川日中友好基金が開催したもので、中国から張沱生氏（中国国際戦略研究基金会学術委員会主任）、于鉄軍氏（北京大学国際戦略研究院副院長・准教授）がそれぞれ、軍事・外交の角度から講演したほか、現代中国研究の第一人者である高原明生氏（東京大学大学院法学政治学研究科教授）と朝日新聞編集委員として安全保障の第一線を取材してこられた加藤洋一氏（日本再建イニシアティブ研究主幹）が、コメンテーターを務め、会場参加者との意見交換も実施されました。

本講演会は、「歴史認識と未来に係る有識者対話」事業の一環として開催されたもので、「日中戦争の背景と原因」研究会の開催にあわせて来日した中国側専門家に、米中関係をテーマにした講演を依頼して実現したものです。前回は2016年8月に「紛争解決の視角から見た日中の歴史和解」と題した講演会を実施し、欧米における歴史和解の経験について意見交換を行いました。本事業では引き続き日中両国の有識者による対話を実施していく予定です。