事業紹介

2002年
事業

ミクロネシア職業訓練校の教員育成

事業内容
ミクロネシア地域の職業訓練は、特にその指導にあたる人材が不足しており、経済発展あるいは国づくりのための大きな障害となっています。従来、人材不足解消のための指導者教育は、ほとんど米国のボランティアなどに頼ってきました。本事業は、地元出身の教員の質の向上と教員数の増加を目的としました。ミクロネシア地域で3 7年の歴史をもつ唯一の職業訓練学校、ポナペ農業職業訓練学校(PATS)の卒業生に対して2年間の研修を行い、職業訓練指導者の養成を行うもので、2000年度から3年間にわたって実施してきました。
しかし、この地域における人材育成は必ずしも容易ではありません。選抜した研修生のうち、2年間の研修を修了することができたのは4人にとどまり、残りの3人は途中で挫折する結果となりました。この地域での職業訓練は、指導者となりうる資質をもつ人材の発掘、研修内容、指導体制のあり方など、多くの検討課題を残すものとなりました。そのため、0 2年5月の学期末でいったん事業を休止し、地域の経済発展に貢献できる人材育成の必要性とそれを指導する教育者の質の向上をどうかみ合わせて事業を行うのが適切なのかを見直した上で、0 3年度以降、再開を検討することになりました。

事業実施者 Ponape Agriculture & Trade Schoo(l PATS)(ポナペ農業職業訓練学校/ミクロネシア連邦) 年数 3年継続事業の3年目(3/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 609,730円
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