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【太平洋情報】太平洋の島々のニュースをお伝えします ~フィジーの村で海面上昇により漁獲量が増加~

2011.09.19

9月19日PIR  Fiji Times,
カカウドロブの沿岸地域から移住した村民が、海面上昇により漁獲量が増えたと述べた。カカウドロブはフィジーにある14の州のうちのひとつであり、人口は52,000人である。気候変動を原因として、内陸部への移動を余儀なくされた村がナヴニドゴルカである。30人の村民にとって海は、生きるための糧を与えてくれる場所であった。海面上昇の結果、カニや魚が陸地近くにやってくるようになった。2,3年前までは、一回の漁で、一人の猟師は3袋分の漁獲量しか手に入れることができなかったが、現在は4から5袋分の漁獲量に増えた。また、これまで村民は大雨のときは、海難をおそれて海に出て行くことを控えていた。しかし、最近は、一回あたりの漁獲量が増えたことにより、漁民が漁業から早めに帰ることができるようになり、サブサブ市場に漁獲物を運ぶことが可能になった。
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