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【太平洋情報】太平洋の島々のニュースをお伝えします ~ミクロネシア連邦議会の議員が米国との自由連合協定の終了を主張~

2011.10.19

10月9日PIR Radio New Zealand International
ミクロネシア連邦議会のクリスチャン上院議員は、2018年までに米国との自由連合協定を終了するようにモリ大統領に求める決議案を提出した。この決議案は、オバマ大統領と米議会がミクロネシア連邦に対して示した強硬な姿勢に対する回答という意味あいを持っているといえる。 同決議案の趣旨は以下の通りである。
自由連合協定はミクロネシア連邦と米国双方にとって有益なものであり、これまで米国はこのような関係から多くの利益を得てきた。しかし、米連邦議会の議員は、最近、修正された自由連合協定は米国による慈善活動でしかなく、2つの主権国家間の条約ではない。米政府が主導権を握った形で実施されている共同経済運営委員会において、ミクロネシア連邦側からの意見を無視して、ミクロネシア連邦に対する予算が一方的に削減された。 また米連邦上院議会は、ミクロネシア連邦、そしてその他の自由連合諸国から米国に入国する人々に対して、入国前の検査、許可の手続きの義務化を最近、要求している。
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