2023.4.24
Ideas and Analyses
【対談動画】
ロシアと中国、二つの核大国に直面するアメリカの核戦略
SPF日米グループでは、4月18日、核戦略・安全保障に関する日米の専門家2名をお招きし「ロシアと中国、二つの核大国に直面するアメリカの核戦略」と題した対談を行いました。オバマ政権時代に国防次官補代理(核・ミサイル防衛政策)を務めた、米国ローレンス・リバモア国立研究所のブラッド・ロバーツ氏を海外ゲストに迎え、対談者として防衛研究所の高橋杉雄先生を迎えてご議論いただきました。ロバーツ氏と高橋氏は、中国とロシアという2つの核大国と対峙するアメリカの核抑止について議論しているレポート、"China’s Emergence as a Second Nuclear Peer: Implications for U.S. Nuclear Deterrence Strategy"の執筆に携わられました。今回の対談では、レポートの内容に基づき、アメリカの拡大抑止、将来的な核の脅威に備えるヘッジング、カウンターフォース能力、核軍備管理・軍縮、日米の共同作戦計画など多岐にわたる論点について議論されています。対談動画(英語・字幕なし)は下記よりご覧いただけます。日本語同時通訳版動画の配信(期間限定)は終了いたしました。
(1)収録日 | 2023年4月18日(火) |
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(2)対談者 | ブラッド・ロバーツ氏(ローレンス・リバモア国立研究所グローバルセキュリティリサーチセンター所長) 高橋杉雄氏(防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長) |
(3)使用言語 | 英語 |
*本対談における議論は全て参加者個人の見解によるものであり、笹川平和財団、また参加者の所属する機関の見解を代表するものではありません。
対談動画(英語オリジナルVer)
Brad Roberts(ブラッド・ロバーツ)
ローレンス・リバモア国立研究所グローバルセキュリティリサーチセンター所長
オランダ・ロッテルダム大学エラスムス校より博士(政治学)を取得。2009年から13年までは国防次官補代理(核・ミサイル防衛政策)を務める。戦略国際問題研究所(CSIS)研究員、国防分析研究所研究スタッフ、スタンフォード大学教授などを経て、現職。専門は安全保障論、核戦略。
主著:『正しい核戦略とは何か:冷戦後アメリカの模索』(村野将監訳、勁草書房、2022年)など。
高橋杉雄(たかはし・すぎお)
防衛省防衛研究所政策研究部防衛政策研究室長
早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、ジョージ・ワシントン大学政治学修士課程修了。防衛省防衛研究所政策シミュレーション室長などを経て現職。専門は安全保障論、日米同盟。
主著:『「核の忘却」の終わり─核兵器復権の時代』(勁草書房、2019年、共著)、『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛─INF条約後の安全保障』(並木書房、2020年、共著)、『China's Strategic Arsenal』(ジョージタウン大学出版会、2021年、共著)など。