【対談動画】Great Power PoliticsとASEAN:東南アジアの視点から見る米中対立と秩序の変化
日米グループではこの度、大庭三枝先生(神奈川大学教授)、古賀慶先生(シンガポール南洋理工大学准教授)のお二人のゲストをお迎えし「Great Power PoliticsとASEAN:東南アジアの視点から見る米中対立と秩序の変化」をテーマにオンライン対談を実施しました。古賀先生が本年9月までウィルソンセンター・ジャパンスカラーとして滞在された、米国ワシントンDCでの研究成果や、近著 Managing Great Power Politics: ASEAN, Institutional Strategy, and the South China Sea (Palgrave Macmillan、2022.9) での議論にも触れつつ、東南アジアの側から見た米中対立や大国への不信感、また「インド太平洋」という概念などについて、多岐にわたる論点を議論していただきました。対談動画(日本語オリジナル、日本語字幕あり)は下記よりご覧いただけます。
対談動画(日本語)
(1)収録日 | 2022年12月6日(火) |
---|---|
(2)対談者 | モデレーター:大庭三枝氏(神奈川大学法学部法学研究科教授) スピーカー:古賀慶氏(南洋理工大学社会科学部准教授) |
(3)使用言語 | 日本語 |
大庭 三枝 (おおば・みえ)
国際基督教大学卒業。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。東京大学大学院助手、東京理科大学准教授および教授、南洋工科大学(シンガポール)客員研究員、ハーバード大学日米関係プログラム研究員などを経て2020年4月より現職。専門は国際関係論、国際政治学、アジア太平洋/東アジアの国際政治、アジアの地域主義および地域統合。主な邦語主著として『アジア太平洋地域形成への道程:日豪のアイデンティティ模索と地域主義』ミネルヴァ書房、2004年(単著)、『重層的地域としてのアジア:対立と共存の構図』2014年、有斐閣(単著)、『東アジアのかたち:秩序形成と統合を巡る日米中ASEANの交差』2015年、千倉書房(共著)など。
2005年に第21回大平正芳記念賞、第6回NIRA大来政策研究賞受賞。2015年に第11回中曽根康弘奨励賞受賞。
古賀 慶 (こが・けい)
東京都出身。専門は国際関係学(国際関係理論、国際・地域制度論など)。シンガポール在住。
米国ルイス・アンド・クラーク大学国際関係学部を卒業後、タフツ大学でPh.Dを取得(国際関係学博士)。著書に『Managing Great Power Politics: ASEAN, Institutional Strategy, and the South China Sea』(Palgrave Macmillan, 2022)や『Reinventing Regional Security Institutions in Asia and Africa: Power shifts, ideas, and institutional change』(Routledge, 2017)など。ウィルソン・センターやCSIS、ハーバード大学ベルファーセンターなどでフェローを歴任。日本や東南アジア地域を中心に、東アジア・インド太平洋における外交・安全保障問題や地域制度の発展などについて、International Affairs, International Studies Review, The Chinese Journal of International Politicsなどの学術雑誌などで論文発表をしている。パシフィック・フォーラムの「Compatative Connections」にて、日・東南アジア関係について毎年執筆している。
関連情報
- 「インド太平洋地域秩序構築と東南アジア:米国政策コミュニティにおける東南アジア・ASEANへの関心と現状」(SPF 日米関係インサイト:10月21日)
- Managing Great Power Politics: ASEAN, Institutional Strategy, and the South China Sea (Palgrave Macmillan, 2022)※オープンアクセス。無料でダウンロード可能。英語。
- U.S.-Japan Cooperation on Indo-Pacific Regional Architecture (SPF アジア戦略イニシアチブ ポリシーメモランダム#3, 2019年)