9月29日にサモア沖で発生した地震により、南太平洋のサモア独立国は甚大な被害を被りました。今回の地震は、現地時間9月29日午前6時48分（日本時間30日午前2時48分）、サモア独立国南方195キロ、深さ18キロを震源として発生し、マグニチュード8.0という大規模なものでした。特に、この地震によって発生した津波による被害は甚大で、首都アピアのあるウポル島南部では20の村が壊滅的な被害を受け、死者140人、行方不明250人を超えているとの報道があり、今後さらに被害者数が増える可能性があります。

笹川平和財団は、駐日サモア独立国特命全権大使であるレイアタウア・トゥイトロヴァア・Dr. キリフォティ・エテウアティ閣下をお招きし、下記のとおり緊急報告会を開催します。本報告会では、大使閣下より現地の被害状況についてご報告をして頂きます。

被害状況に関する情報が錯綜する中、本報告会は現地の最新情報を得る上で非常に貴重な機会です。皆様のご参加をお待ちしております。

※サモア独立国は大小16の島からなるサモア諸島の西側9つの島から構成されます。主要産業は観光と漁業で、総面積2840平方キロに約18万5000人が居住しています。1962年にニュージーランドから独立し、1997年に「西サモア」から現在の国名「サモア独立国」となりました。