ルクマン・フェーリ駐日イラク大使をお迎えし、2012年6月25日（月）に講演会を開催します。

2011年12月15日、オバマ米大統領はイラク戦争の終結を宣言し、イラク駐留米軍は完全撤退しました。2012年3月29日にはアラブ連盟首脳会議が22年ぶりにイラクのバグダードで開催され、国際社会への復帰、復興と治安の改善をアピールする機会になりました。しかし、引き続き爆発事件などが散発しており、不安定な状況が続いています。
一方、2010年末以降、民衆蜂起によりチュニジア、エジプト、リビア、イエメンでは長期政権が倒れ、暫定政権を経て、選挙による議会や大統領が選出されています。シリアでは反政府デモ参加者と治安当局との衝突や市民虐殺事案が生じています。イランの核開発問題は一進一退の緊張状態が続いています。
このような状況下において、イラク政府はどのような外交政策を取っているのでしょうか。「アラブの春」に対する評価とイラクへの影響、政権交代したチュニジア、エジプト等の新政府とイラクの関係、シリア、バーレーンなど周辺各国の情勢に関するイラク政府の立場などについて、フェーリ駐日イラク大使よりお話しいただきます。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。