第12回「エジプト情勢:ムスリム同胞団の政治方針」(2013.4.8開催)
【笹川平和財団主催 中東イスラム政治変動講演会シリーズ】
第12回「エジプト情勢:ムスリム同胞団の政治方針」(2013.4.8開催)
募集は終了しました
講演会情報
笹川平和財団は激変する中東の政治情勢に対応するため、中東イスラム政治変動講演会をシリーズで開催しています。第12回目となる今回は、エジプトからムスリム同胞団のファリード・イスマーイール博士をお招きして、4月8日(月)に「エジプト情勢:ムスリム同胞団の政治方針」と題し講演会を開催しました。
ムスリム同胞団幹部であるファリード・イスマーイール博士は、2005年の民主化運動の高まりの中で実施された人民議会選挙で当選、2010年まで議員を務め、2011年の「アラブの春」の波がエジプトにまで及び、ムスリム同胞団が他の諸勢力と連合して「自由公正党」を結成して以来、党執行部メンバーとして活躍してきた政治家です。
2011年末から2012年初頭にかけて実施された人民議会選挙では、ムスリム同胞団出身のムハンマド・ムルシー党首率いる「自由公正党」が議席を伸ばし、続く大統領選挙ではムルシー党首が勝利、大統領に就任しました。ムルシー政権下で、ファリード博士は憲法起草委員会のメンバーとして、新憲法の制定に携わりました。
ムスリム同胞団は「アラブの春」以後のエジプトの新体制に大きな影響力を及ぼしています。しかし、大統領権限を強化する姿勢を示すムルシー大統領に対し、2012年末以降、反対デモも頻発しており、エジプトはまだ安定とは程遠い状況にあります。
同博士のご講演は、ムスリム同胞団幹部から直接お話を聞くことのできる貴重な機会となりました。
記
- 【日時】
- 2013年4月8日(月)16:00~17:30
- 【会場】
- 日本財団ビル2階 会議室 (港区赤坂1-2-2)
(地下鉄銀座線・虎ノ門駅または溜池山王駅より徒歩5分)
中東イスラム政治変動講演会シリーズ
第12回 「エジプト情勢:ムスリム同胞団の政治姿勢」
15:30~16:00 | 受付 |
16:00~16:05 | 開会挨拶 |
16:05~17:00 | 講演者:
ファリード・イスマーイール博士
自由公正党執行部メンバー、ムスリム同胞団幹部
モデレーター:
横田 貴之博士
日本大学 国際関係学部准教授 |
17:00~17:30 | 質疑応答 |
- 【その他】
- 参加費無料
日アラビア語逐次通訳・日英同時通訳付
- 【事務局】
- 笹川中東イスラム基金 松長・加藤・藤本 宛
Phone: 03-6229-5459, Fax: 03-6229-5473
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