斎藤紋子AYAKO SAITO

  • 仏教徒とムスリムの関係:ミャンマーでの反ムスリム運動の背景を考える

    2024.03.08

    斎藤紋子 アジアのイスラーム 新着 ミャンマー
    仏教徒とムスリムの関係:ミャンマーでの反ムスリム運動の背景を考える

    現在、反ムスリムの動きは少なくなり、2021年のクーデターの影響で、マイノリティ全体に対する風向きが少しだけ良い方向に変わりつつあるように見える。しかし、反ムスリムの動きが全くなくなったわけではない。ミャンマーの人々が抱く反ムスリムの感情は民主化後に急激に高揚したようにも見えるが、実際には民主化以前は顕在化していなかっただけの状態であった。本稿ではミャンマーで多数を占める仏教徒と、マイノリティであるムスリムの関係について、少し時代をさかのぼって考えてみたい。


  • 31年ぶりのセンサスに見る諸問題

    2014.06.02

    斎藤紋子 ミャンマー
    31年ぶりのセンサスに見る諸問題

    2014年3月30日から、ミャンマーでは31年ぶりの国勢調査が行われた。これ以前では1983年の国勢調査が最新であり、それ以降は国内の政治情勢等もあり実施されてこなかった。今回の国勢調査実施は民主化の進展による国内安定化