事業内容
太平洋島嶼地域では、日本語教育や日本文化の紹介に対するニーズがあるにもかかわらず、いまだに全域的には十分な支援体制が整っていません。特にODA対象外のグアム、サイパンなど米領においては、現地に高いニーズが存在しながらも適切な対応がなされていません。
本年度は、1999年8月からサイパンのマリアナ高校に派遣されている安達幸子教師が、引き続き同校で日本語を指導するかたわら、高校・短期大学レベルの現地日本語教師の指導、補助教材の開発指導、テニアンにおける日本語教育の状況調査を行いました。同氏はまた、同校の日本クラブの主任顧問として日本への学生派遣の企画運営、地域コミュニティへの日本文化理解促進のための活動に努める一方、インターネットを利用した異文化理解外国語教育に関するプロポーザルを策定して北マリアナ政府教育局に提出するなど、積極的な課外活動を展開しました。さらにハワイ、グアム、パラオ、ヤップへ出張し、日本語教育の現状を調査しました。
事業実施者 |
社団法人国際日本語普及協会(日本)
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年数 |
3年継続事業の2年目(2/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
5,000,000円 |