笹川平和財団では、2014年度より、アジア地域の政策決定・世論形成に影響力のあるオピニオンリーダーを日本に招へいし、日本の政界、学界、産業界の実務家との対話の機会を増やすことで、人的交流を促進すると共に、日本とアジア諸国間の相互理解を深め、協力体制を強化することを目的とした「アジアオピニオンリーダー交流」事業を実施しています。
今回は、現代インドを代表する外交戦略専門家の一人であり、現在カーネギー・インディア代表を務めるラジャ・モハン氏をお招きし、5月19日に講演会を開催しました。モハン氏は、インドの代表的な日刊紙 The Indian Express の寄稿編集者として、世界やアジアの安全保障や外交戦略について人気コラムを連載し、ジャーナリストとしても活躍されているほか、インド国家安全保障諮問委員を務めた経験を有し、デリーのジャワハルラール・ネルー大学(JNU)、 シンガポール国立大学 南アジア研究所、オーストラリア・シドニーのローウィ国際政策研究所など、国内外の研究機関でご活躍されています。
講演会では今後いかに日印両国がアジアの平和と統合に向け貢献し、新しいパートナーシップを構築していくべきか、その可能性と展望についてお話しされたほか、アジア域内のコネクティビティ促進の観点から、中国政府による「一帯一路構想」や日本政府による「質の高いインフラパートナーシップ」についても触れてご講演いただきました。現代インドを代表する論客のお一人であるラジャ・モハン氏から、日印による今後のアジア戦略の方向性を学ぶ大変貴重な機会です。また、コメンテーターには東京大学の田中明彦先生にご登壇いただきました。
C. ラジャ・モハン氏講演会 | |
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16:30~ | 受付開始 |
17:00-18:00 |
開会挨拶: 講演者: コメンテーター: |
18:00-18:30 | 質疑応答 |
18:30 | 閉会 |