笹川平和財団は2004年度より日印間の相互理解の更なる促進を目的に、インド国会議員の招へい事業を実施してまいりました。12年目にあたる今年度は、インドにおける最重要課題のひとつである「鉄道インフラ」をテーマに、インド上下院議員5名を日本に招へい致します。この機会に、「インド鉄道インフラの近代化と改良に向けて:日印協力への期待」と題する講演会を開催いたします。
インドの鉄道は、英国植民地時代から約160年にわたる長い歴史を有し、総延長66,000Kmを超える世界有数の鉄道距離を誇ります。一方で、幹線ルートにおける深刻な輸送容量不足、頻発する鉄道事故、施設の老朽化、低速度運行、更にはサービスの改善等の様々な課題を抱えています。交通インフラの充実は経済発展の要とも言われていますが、近年の急速な経済成長を続けるインドにおいて、鉄道の近代化は欠かせません。モディ首相は鉄道を潜在的な「インドの成長エンジン」と称して、高速鉄道や貨物専用鉄道の計画を打ち出しています。世界のトップクラスにある日本の鉄道技術が、インドの鉄道インフラの改善を担うことになれば、日印関係において、新たなページを開くことが期待されます。
2013年末から日本とインドの両政府が共同で実施していた、高速鉄道の事業化調査の最終報告が、今年の7月にまとめられたばかりであり、時宜を得た貴重な講演会となっています。当日は、現職のインド国会議員よりご講演をいただきます。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
「インド鉄道インフラの近代化と改良に向けて:日印協力への期待」 | |
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15:30~ |
受付開始 |
16:00~17:00 |
開会挨拶: 講演者: コメンテーター: |
17:00-17:30 |
質疑応答 |
17:30 |
閉会 |