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　笹川平和財団は激変する中東の政治情勢に対応するため、中東イスラム政治変動講演会をシリーズとして開催しています。
第10回目となる今回は、イスラム平和財団理事長（英国）のアブドゥル・ラザク・アブドゥッラー博士をお招きして、２月18日（月）に「宗教と政治の間で揺れ動くイスラム世界」と題した講演会を開催します。

　アブドゥル・ラザク博士は、現在、英国とマレーシアで活動し、ウンマ（イスラム共同体）研究を推進しています。英国では反イスラム的な偏見を是正する積極的発言をしており、イスラム教徒とキリスト教徒の融和につとめています。また、マレーシアの一部青年による原理主義的な過激な動きに危機感を抱き、穏健な道を歩むよう、対話重視の活動を展開しています。マレーシア陸軍大学戦略・国際関係学科長およびマレーシア戦略研究センター事務局長に在職中は、ナジブ・マレーシア首相の顧問も務めていました。
　アルジェリア邦人殺害事件発生など中東イスラム地域の状況が急変する中、中東・東南アジアのイスラム地域に幅広い知識を有する同博士のご講演は「宗教と政治の間で揺れ動くイスラム世界」への一層の理解に役立つものです。

　多くの皆様のご参加をお待ちしています。