事業紹介

2008年
事業

インドでの現代日本研究基盤の構築支援

事業内容
日本とインドの交流が活発化するなか、インドにおける日本理解促進の試みは、日本語教育や日本文化の紹介に限られ、現代日本の政治・経済・社会に関する研究や情報発信の場は少ないのが現状です。本事業は、助成先であるインド国際経済関係研究評議会が、政治・経済・社会分野を対象とする現代日本研究プログラムを開設し、調査研究や情報発信などを効果的に実施するための知的基盤を構築を支援するものです。
本年度は、サンジャナ・ジョシュ氏を日本研究シニアフェロー(Japan Chair)として受け入れたほか、日本から21世紀政策研究所理事長の田中直毅氏をはじめ6名の有識者を招き、日印経済協力、日本の対インド直接投資、金融危機後の日本経済の現状などをテーマとして、ニューデリーにおいて4回のセミナーを開催しました。また、ジャワハルラル・ネルー大学などから選ばれたインド人研究者2名による研究活動を支援し、その成果は、現代日本に関する最新情報や前述のセミナーの結果とともに、助成先が運営する日本研究ウェブサイト(www.icrier.org/indojapan/)やニューズレターで紹介されました。

事業実施者 Indian Council for Research on International Economic Relations (インド国際経済関係研究所/インド) 年数 3年継続事業の2年目(2/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 5,442,741円