事業内容
本事業は、メコン地域内における辺境地域の経済的・社会的な変容の実態を把握し、国際交流の促進・障害となる要因を明らかにすることを目的としています。助成先であるタイ・チュラロンコーン大学アジア研究所が中心となり、中国雲南省社会科学院、ラオス国立経済研究所のほか、ベトナムやミャンマーの専門家チームが参画し研究調査が行われています。事業の2年目にあたる本年度は、ムクダハン/ノンカイ/ナーコンパノム(タイとラオスの国境)、メンラ/モーハン/ボテン(中国とラオスの国境)、タチレク/コートーン(ミャンマーとタイの国境)、ムセ(ミャンマーと中国の国境)、ヴィエンチャン(ラオスとタイの国境)、ラオカイ(ベトナムと中国の国境)など10 ヵ所で現地調査を実施しました。その結果、各辺境地域で経済成長が確認され、地価高騰、農民の出稼ぎを含む労働移民の増加、都市化の進展による社会情勢の不安定化など、経済・社会構造の変化に関する実態が把握・分析され、その結果は調査報告書にまとめられました。2008年12月にチュラロンコーン大学で開催したワークショップには、各国チームが参加し、辺境地域の現地調査の結果が共有され、最終報告書作成に向けた調整が図られました。
事業実施者 |
Institute of Asian Studies, Chulalongkorn University (チュラロンコーン大学アジア研究所/タイ)
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年数 |
3年継続事業の2年目(2/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
7,605,850円 |