事業内容
計画経済から市場経済への移行をめざすラオスは、国民の9割が山間過疎地に住む、農業国でもあります。このラオスにとって最重要課題の一つである農村開発と、農民の保健衛生改善のため、タイと日本における経験を活かして、ラオス人専門家の訓練を行うことが、本事業の目的です。
本年度は、タイ人専門家をラオス政府関連機関に派遣し、現地の状況とニーズを把握するとともに、訓練日程などの調整を行いました。
そして、既存の訓練プログラムをベースに、ラオスの特殊事情を加味したプログラムを開発、教材も作成して、秋にはラオス人専門家に対する訓練を開始しました。
訓練は2回にわたり、2ヵ所で実施。訓練期間は1回につき2週間です。まず、バンコクでは、主に農村開発の理論講義とタイ政府関連機関の視察が行われ、次いでコンケンでは、実地訓練が行われました。
本年度は、合計30名のラオス人専門家が訓練に参加し、タイの農村開発の実情について学ぶことができました。訓練を通じて得た知識と見聞が、ラオス国内でどのように活かされるか、あと2年継続されるこのプロジェクトの成果が期侍されます。
事業実施者 |
The Village Foundation/タイ
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年数 |
3年継続事業の1年目(1/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
11,156,096円 |