事業内容
ポル・ポト政権下でカンボジアは、共産主義的な思想教育以外の学校教育が廃止され、教育システムが完全に破壊されてしまいました。今日でも依然として同国の識字率は低く、特に遠隔地域における教育水準は低いままです。本事業は、無線情報技術(モバイル・アクセスポイント・ネットワーク)を用いたパソコン教育の支援を通じて、遠隔地域の学校教育や識字率の向上を図るモデル・ケースの構築を行い、情報格差の解消を目指すものです。
本年度は、旧ポル・ポト派の本拠地だったパイリン地区の9つの小学校を対象に、無線情報技術を用いたインターネットによる遠隔教育や電子メールのシステムを構築しました。また、パソコンの基本的な操作方法や電子メールの使い方を指導する講師の育成も行いました。生徒たちは、パソコンの使い方を学び、電子メールを通じた交流や情報収集を行い、外部の世界とつながる経験をしました。次年度から対象地域を広げ、さらなるネットワークの拡大を図ります。
事業実施者 |
American Assistance for Cambodia/Japan Relief for Cambodia(カンボジア)
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年数 |
2年継続事業の1年目(1/2) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
5,411,100円 |