事業内容
東西文明の十字路と呼ばれる南コーカサス地域は、さまざまな文化が融合する地域であり、民族間の摩擦や紛争が絶えない地域でもあります。2003~04年度に実施した「コーカサスにおける政策実務者訓練」事業のフェーズIIである本事業は、南コーカサス地域(アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア)の若手実務者育成に寄与し、域内外の政府関係者に、同地域の安全保障政策と安定を考える機会の提供を目指します。
本年度は、上記3カ国の政府機関、メディア、NPOなどの職員から各国5人を選抜し、グルジアで2週間の研修セミナーを実施しました。南コーカサス地域の安全保障政策の講義のほか、東アジア地域の開発・発展のテーマについて、日本、中国、シンガポールから派遣した講師5人が、日本の金融政策、中国の経済発展、東南アジアの地域協力などについて講義を行いました。
また、フェーズIに参加した研修生30人と、本年度の研修生15人でフォローアップ会議を開催し、参加者同士のネットワーク構築に貢献しました。
事業実施者 |
Georgian Foundation for Strategic and International Studies(グルジア戦略国際研究財団/グルジア)
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年数 |
3年継続事業の1年目(1/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
12,740,147円 |