事業内容
本事業は、規制の多い環境下で指導を受ける場が少ないミャンマーの若手研究者に、経済学分野における調査研究の機会を提供し、能力向上を図ることを目的とします。
本年度は、前年度選抜されたミャンマーの若手経済研究者9人が、①経済理論・経済政策研究、②産業・貿易研究、③農業・農村開発研究の3つのグループに分かれ、それぞれの研究テーマに関する国内調査を行うとともに週1回、研修生全員がミヤ・テイン元ヤンゴン経済大学学長をはじめとするミャンマー側指導者による論文指導を受けました。また、9人の研修生のなかで特に優秀な3人を2007年10月7日~11月4日にタイのチュラロンコーン大学に派遣し、キティ・リムスクル同大学経済学部教授の指導の下、関連テーマについて大学関係者と共同調査を行いました。さらに、12月21、22日には、日本およびミャンマーの指導者による集中講義を行い、3月1、2日に研修生の論文の進捗状況に関する発表を行うための小規模なセミナーを開催しました。今後研修生は、次年度末の完成を目指して、論文の執筆活動を続けます。
事業実施者 |
ミャンマー総合研究所(日本)
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年数 |
3年継続事業の2年目(2/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
12,379,216円 |