12/13　【笹川汎アジア基金主催　アジアオピニオンリーダー講演会シリーズ】
イスラム社会における社会貢献のかたち ―インドネシア発ドンペットドウアファの挑戦―

　笹川平和財団では、2014年度より「アジアオピニオンリーダー交流」事業を実施しています。本事業では、アジア地域の政策決定・世論形成に影響力のあるオピニオンリーダーを日本に招へいし、日本の政界、学界、産業界の実務家との対話の機会を増やすことで、人的交流を促進すると共に、日本とアジア諸国間の相互理解を深め、協力体制を強化することを目的としています。

　今回は、アジアおけるノーベル平和賞と称される「ラモン・マグサイサイ賞」を2016年度受賞したインドネシア最大のNGOであるDompet Dhuafa(ドンペット・ドゥアファ)より、創始者をはじめとした幹部３名をお招きいたします。Dompet Dhuafaは、イスラム教の精神に則り、ザカートやワクフとして、インドネシア中から年間20億円規模の寄付を集め、貧困対策、災害緊急・復興支援、教育・医療支援など多岐にわたる分野で活動を行ってきました。彼らの活動を知ることで、イスラム教の本来の価値を知り、理解を深める機会にしていただきたいと思っています。また、ASEANの中でも非常に活発であり、各分野において重要な役割を担っているインドネシアの市民社会を知ることで、さらなるインドネシア理解にもつなげていただけたらと思います。

　また、コメンテーターとして、汚職撲滅委員会の副委員長を務め、常にインドネシアの市民社会を牽引されてきたBambang Widjojanto（バンバン・ウィジャヤント）氏（現在、笹川平和財団の客員研究員として来日されています）をお迎えし活発な議論を予定しております。

　皆様のご参加を心よりお待ちしております。