事業内容
ソ連崩壊後に独立したアゼルバイジャンでは、石油企業などの中・大規模の国有企業が産業の中心であり、国有企業の民営化をはじめとする構造改革と、生産性の向上のための経営システムの改革が急務となっています。このような背景の下、国有企業の民営化と企業経営の手法について、同国の学者・研究者にマレーシアの経験を学ぶ機会を提供し、企業統治構造と経営システムを改善しようというのが本事業です。
本年度は、ハザル大学の教授を中心に6人の研究グループを形成し、2003年10月~12月に計6回のミーティングを開きました。ミーティングでは15の国有企業を選定し、企業経営や企業統治構造に関する調査および分析を行いました。また、04年2月11~17日に研究グループ代表4人がマレーシアを訪問し、国営石油会社(ペトロナス)など10ヵ所の企業と政府関連機関を訪れ、情報収集と事例調査を行いました。
事業実施者 |
笹川平和財団
Malaysian Institute of Economic Research(MIER)(マレーシア経済研究所/マレーシア)
Economic and Business Research and Education Center, Khazar University(ハザル大学経済経営研究教育センター/アゼルバイジャン)
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年数 |
2年継続事業の1年目(1/2) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
4,794,140円 |