事業紹介

2005年
事業

上海協力機構をめぐる多国間対話

事業内容
カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、ロシア、中国の多国間地域協力組織である上海協力機構(SCO)は、地域安全保障に加え、経済協力促進にも役割を拡大しつつあります。しかし、インド、モンゴル、パキスタンなどの加盟候補国や日本など北東アジア諸国、ASEAN、EUなど他の多国間協力機構との関係においては、多くの課題があります。本事業は、安全保障と経済協力分野の専門家グループを結成し、SCOが地域の安定に資するべく政策立案レベルへ働きかけることを目指します。
SCO加盟国、インド、パキスタン、モンゴル、アフガニスタン、EU、米国、韓国、日本から30人強の専門家を集めて2006年1月にロンドンで開催した国際会議では、テロ対策、労働力移動、水資源管理、エネルギー協力など、同地域の安全保障にかかわる課題の抽出と、オブザーバー国との交通・エネルギー分野の協力促進、また非加盟国との対話促進の意義について議論されました。その内容は、実施団体の機関誌『Adelphi Papers』として出版されました。

事業実施者 International Institute for Strategic Studies(英国国際戦略研究所/英国) 年数 2年継続事業の1年目(1/2)
形態 自主助成委託その他 事業費 8,296,543円