事業内容
旧ソ連崩壊後に独立して市場経済へ移行しつつあるアゼルバイジャンは、WTOへの加盟準備を進めています。本事業は、同国のWTO加盟が国内にもたらす影響を検討し、その調査研究の成果を同国の加盟交渉に向けた一助とすることを目的としています。
同国政府や国内の産業界からの聞き取り調査を行い、また同国の経済環境や類似性などを踏まえ、すでにWTOに加盟を果たした国々の加盟に伴う便益・費用、必要な制度改革などを把握し、アゼルバイジャンの加盟をめぐる政策議論の参考材料とします。
本年度は、助成先であるアゼルバイジャン経済研究センター内に調査研究チームを設け、国内での資料収集を進めました。同時に、比較研究対象国としてトルコ、キルギスを取り上げ、トルコのミレット、キルギスのアキ・プレスなどのメディア組織の協力を得て、WTO加盟がもたらす影響を調査しました。これらの調査を踏まえ、来年度はアゼルバイジャンのWTO加盟に関する政策提言を取りまとめる予定です。
事業実施者 |
Economic Research Center(アゼルバイジャン経済研究センター/アゼルバイジャン)
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年数 |
2年継続事業の1年目(1/2) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
3,313,200円 |