事業内容
スリランカでは長い間、シンハラ人とタミル人による内戦が続きました。双方の権力基盤である宗教指導者(仏教、ヒンズー教)の和平プロセスに対する意見には大きな隔たりがあり、首脳レベルでの話し合いは遅々として進んでいません。本事業は、スリランカの宗教指導者に非公式な対話の場を提供することで、相互理解を深め、和平の進展を民間レベルで下支えし、和平推進における民間のかかわりの有効性を明らかにすることを目的としています。
本年度は、双方の宗教指導者を集め、民族・宗教別ワークショップを、スリランカの各都市で8回行いました。仏教、ヒンズー教、キリスト教、イスラム教などの宗教指導者が参加しましたが、そのなかで対立する仏教勢力であるアシーギリヤ派とマルワテュ派が初めて共同で和平を推進する旨を合意しました。仏教指導者とヒンズー教指導者の合同ワークショップの開催も双方が参加に合意し、2006年3月末に第1回合同ワークショップが開催されました。
事業実施者 |
Sewalanka Foundation(セワランカ財団/スリランカ)
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年数 |
2年継続事業の1年目(1/2) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
7,411,364円 |