事業内容
一説には1億個ともいわれる埋設地雷の存在は、紛争によって破壊された国家再建の大きな障害になっています。本事業は、埋設地雷や不発弾の処理にあたる人材育成の基礎となる教材開発を支援しています。
本年度は、国内外の調査を通じて、主として不発弾処理教材作成のための資料を収集しました。国内では、多くの自衛隊関連施設で聞き取り調査を行い、不発弾の構造や機能、法令・規則など危険物の教育訓練にかかわる行政的事項、砲弾の破壊ならびに処理技術など、テキスト作成に必要な情報を集めました。同様に海外調査も行い、カンボジアとタイの国境地帯で地雷処理活動を展開するカンボジア・マインアクション・センターを訪問し、日本国内では入手できない中国製やロシア製などの不発弾の種類や特性、不発弾を処理するチームが現地でどのように管理・運営されているかなどについて調査を行いました。得られた情報をもとに、すでに教材の執筆作業が始まっています。
事業実施者 |
日本地雷処理を支援する会(JMAS)(日本)
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年数 |
3年継続事業の1年目(1/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
2,888,150円 |