事業内容
第2期プーチン政権の下、ロシア国内では政治の安定化と経済成長が進んでいます。しかし外交的には欧米重視が続いており、ロシアと日本やアジアの相互に関する研究に携わる人材は、両国ともに不足しているのが現状です。ロシアと日本やアジアの協力は、地域の安定に大きく貢献するものであり、そのためには日ロの次世代の専門家を育成し、両者の協力による政策研究と情報発信を強化することが重要になります。本事業は、日本におけるロシア研究の若手人材の育成に主眼をおき、彼らがロシアや他のアジア地域の研究者との研究交流を積極的に進め、国際会議での研究発表や討議を通じ、将来、国際舞台で活躍する人材となるための機会を提供することを目指しています。
本年度は、日本のロシア研究のベテランと若手専門家計15人による月例研究会を開催しました。また、2004年10月には、ロシアと中国の研究者を講師に招き、中ロ関係を中心としたロシアの対外政策と国内の経済政策をテーマに、共同セミナーを開催しました。
事業実施者 |
笹川平和財団
北太平洋地域研究センター(日本)
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年数 |
3年継続事業の1年目(1/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
8,232,970円 |