事業内容
2007年11月、ASEAN首脳会議でASEAN憲章が調印されました。本事業は、有識者、市民グループ、メディアなど多様なアクターの意見を取り入れたASEAN憲章代替案を作成し、またそのための議論の場を広く提供することで、ASEANの将来に関する議論を活性化させることを目指します。公式のASEAN憲章が閣僚理事会の創設、事務局機能向上など国際組織としての制度強化に重点をおいているのに対し、代替案ではエコロジー、ガバナンス、人間の安全保障と地域アイデンティティ形成という視点を強調しています。
本年度は、2007年4月2~5日、バンコクで第1回作業部会が開催され、アンワール・イブラヒム元マレーシア副首相、スリン・ピツワン前タイ外相(当時、現ASEAN事務局長)ほか13人が、2年間の活動計画や重点分野などについて議論しました。7月14、15日にクアラルンプールで開催された作業部会ではASEAN憲章代替案のドラフトが示され、10月12、13日に上海、08年3月30、31日にバンコクで開催された国際会議では憲章代替案に関して議論が交わされました。
事業実施者 |
Information and Resource Centre (情報資源センター/シンガポール)
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年数 |
2年継続事業の1年目(1/2) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
17,329,893円 |