事業内容
1998年7月、国際社会が見守る中、カンボジアは国家として初めて自力での総選挙を無事に終えました。とはいうものの、国民の期待を担って新しく選出された122人の国会議員にさえ、民主的な国会運営のノウハウは乏しく、与党人民党とフンシンペック党と野党サム・レンシー党の政治的な対話の行方はきわめて不透明です。そこで本事業は、カンボジアの国会議員に、ワークショップやセミナーを通して、日本を例とする議員内閣制における政治対話と国会運営の実際に理解を深めてもらおうというものです。
前年度に続き、本年度もカンボジアの国会議員ら1 2人が3派合同で来日し、議会制民主主義の下における与党と野党の役割、司法制度などについて、我が国の学者や現役の議員たちから多くを学びました。また、2002年2月にカンボジアで行われる予定になっている独立後初の全国統一地方選挙との関連から、本年度は特に東京都議会を訪れ、若手議員や都議会議長と日本の
地方政治に関する意見交換を行いました。
事業実施者 |
The Khmer Institute of Democracy(KID)(クメール民主主義研究所/カンボジア)
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年数 |
2年継続事業の2年目(2/2) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
4,164,246円 |