事業内容
カンボジアの高等教育分野は、ポル・ポト施政によってエリート層が極端に薄い状況にあります。近年プノンペンを中心に多くの私立大学が設立され、状況は変化しつつありますが、援助機関の支援は依然初等教育に集中しています。本事業は、日本をはじめアジア諸国から講師を招き、カンボジアの高等教育分野で指導的立場にあるカンボジア王立アカデミーの教官を対象に、マネジメント能力向上のためのワークショップを行うものです。
本年度は、2007年1月に韓国開発研究院のキム・ジホン教授、早稲田大学の堀口健治副総長、西村正雄教授らが東京で調整会議を開催し、ワークショップのプログラム、日程などの最終調整を行いました。そこでの合意事項にのっとり、プノンペンでプレゼンテーション・スキル(07年2月20~23日、韓国開発研究院リー・リラ講師)、ティーチング・スキル(3月13~16日、早稲田大学西村正雄教授)、コミュニケーション・スキル(3月20~23日、中央大学和栗百恵特任講師)の3つの訓練ワークショップを行いました。参加者以外の教官の利用に供するため、ワークショップの教材は王立アカデミーの図書館に収められました。
事業実施者 |
Royal Academy of Cambodia(カンボジア王立アカデミー/カンボジア)
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年数 |
3年継続事業の2年目(2/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
5,745,350円 |