事業紹介

2005年
事業

アゼルバイジャンにおける経済予測能力の強化

事業内容
アゼルバイジャン経済は、旧ソ連からの独立後15年を経ても、マクロ経済活動の動向分析や予測・モニタリングが不十分で、政府によるモニタリングは同国の経済の実態を反映しているとはいえません。客観的な経済実態の把握には民間研究機関の役割が重要であり、この分野の人材育成が急務となっています。
本事業は、マレーシア経済研究所の専門家を講師として、ハザル大学の研究者や関連機関の研究員を対象に、マクロ経済予測・モニタリング手法に関するトレーニングを行うものです。本年度は、2005年11月21、22日、マレーシアから4人の専門家を講師に招き、バクーで景気観測調査の手法などについてのワークショップを開催しました。そこで得た知識を踏まえて、ハザル大学の研究者10人が中心となり、企業と家計の動向調査とマクロ経済モニタリング手法の国際比較研究を行いました。研究成果は景気観測調査報告書としてまとめられ、同国の政府関係機関や研究機関に配布されました。

事業実施者 Center for Economic and Business Research and Education, Khazar University (ハザル大学経済経営研究教育センター/アゼルバイジャン) 年数 3年継続事業の1年目(1/3)
形態 自主助成委託その他 事業費 7,357,350円