事業内容
高い経済成長を続けるベトナムですが、経営学のレベルはまだ低く、経営学修士課程(MBAコース)では欧米の教材をそのまま使用しているのが現状です。本事業は、ホーチミン経済大学とハノイ農業大学の教員や大学院生が、東アジア先進国の経営学専門家の指導を受け、ベトナムの企業経営の実態に即したビジネス・ケースを開発することを目指しています。
本年度自主部分では、麗澤大学国際経済学部の成相修教授にアドバイザーを委嘱し、助言をいただきました。助成部分では、成相教授、韓国延世大学のキム・キヨン名誉教授、シンガポール経営大学のギルバート・タン教授を講師に招き、「ビジネス・ケース開発方法論」ワークショップをホーチミンとハノイで開催しました。また、ベトナム国内企業の調査を行い、ケース対象となる企業を選定しました。さらに2007年2月から3月にかけて、両大学の教員が日本、シンガポール、韓国のビジネススクールを訪問し、MBAにおけるビジネス・ケース教育の視察調査を行いました。
事業実施者 |
笹川平和財団
University of Economics, Ho Chi Minh City(ホーチミン経済大学/ベトナム)
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年数 |
3年継続事業の1年目(1/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
7,571,116円 |