●第1回国際会議
7月1日から2日の間、マレーシア外交政策研究会(FPSG)主催により、第1回国際会議がマレーシア外務省外交問題研究所(IDFR)において開催されました。過去2年間の国際会議は、ASEAN原加盟国(マレーシア、インドネシア、タイなど)と、新規加盟国(CLMVなど)を分けて開催されましたが、本年度は全ASEAN加盟国が顔を揃えたはじめての会議となりました(ブルネイを除く)。
このため、参加者数も過去最大となり、開催国のマレーシアから31名、カンボジア3名、インドネシア4名、ラオス4名、ミャンマー3名、フィリピン1名、シンガポール3名、ベトナム3名、以上52名が発表者、コメンテーター、ファシリテーターとして参加し、ASEAN域内統合に関わるテーマについて議論を重ねました。
このほか、当財団からASEANの専門家として、関西学院大学の重政公一・准教授を派遣し、ASEAN域内統合における非国家の役割と日本の貢献について発表していただきました。
まずはじめに、元外務大臣のアーメッド・リサウッデン氏(Dr. Ahmad Rithauddeen)が基調講演を行いました。同氏は民間レベルで行う本国際会議の意義について強調するとともに、ASEAN域内統合に向けて活発な議論を期待する旨のスピーチを行ないました。
続いて、次の3つのテーマについて、2日間にわたり意見交換がなされました。
- Role of Non-State Actors in Fostering Greater ASEAN Integration
- Towards ASEAN Community in Socio-Economic and Cultural Terms
- Strengthening Regional Integration beyond Formal Diplomacy
Tan Sri Razali Ismail(FPSG会長)
重政公一准教授(関西学院大学)
会議場の様子
事業実施者 |
マレーシア外交政策研究会 (FPSG/マレーシア)
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年数 |
3年継続事業の3年目(3/3) |
形態 |
自主助成委託その他 |
事業費 |
12,752,793円 |