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OPRIは、グローバル・オーシャン・アカウント・パートナーシップ(GOAP)に日本から初加入しました。

2023.12.15
 

OPRIは、ブルーエコノミー評価研究を推進するため、グローバル・オーシャン・アカウント・パートナーシップ(GOAP)に日本から初めて加入しました。

OPRIは、6つの主要課題の1つとして、海洋に関連する経済活動(ブルーエコノミー)の価値を適切に評価し、経済的繁栄と環境保全のバランスを確保する、研究プロジェクトを推進しております。しかし、既存の評価方法では、ブルーエコノミーの価値が過小評価される可能性があります(ブルーエコノミーの評価方法については、田中, 2023*をご参照ください)。そこでOPRIは、日本のブルーエコノミーの価値を適切に明らかにするために、新たなブルーエコノミーの評価手法である「海洋勘定(Ocean accounts)」に関する技術ガイダンスを作成したGOAPに加入しました。
 
OPRIは、GOAPとの協力により、日本のブルーエコノミーの持続可能な経済発展と意思決定に寄与することを期待しています。
 
グローバル・オーシャン・アカウント・パートナーシップ(GOAP):GOAPは、持続可能な海洋開発に向けた進捗を効果的に測定・管理するために、各国およびその他のステークホルダーの「脱GDP(Beyond GDP)」を可能にするために設立された、複数の機関によるパートナーシップです。GOAPは、2023年までに世界的に認められ標準化された海洋勘定の開発を支援するための知識産物を関係者と共同作成することと、2030年までに少なくとも30カ国で完全に体系化された海洋勘定が構築されることへの支援を目指しております。このようにGOAPは、各国政府、国際機関、研究機関を結集し、海洋勘定の世界的な実践共同体を構築しています。GOAPに関する詳細については、www.oceanaccounts.org, X(Twitter @OceanAccounts)やLinkedinをご参照ください。

*田中元 (2023).「ブルーエコノミーの定義と評価方法-オーシャン/マリンエコノミーとの違いに注目して-」 OPRI Perspectives、No.26.

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