財団法人笹川記念保健協力財団は、1974年、世界からハンセン病を根絶するという目標を掲げ、初代会長に笹川良一氏、初代理事長に石館守三博士を得て設立されました。日本のハンセン病対策を歴史的に振り返ると宣教師をはじめとする海外からの助力が大きな力となっており、日本が過去に受けたこの恩恵を、日本の助力を必要としている国々に返すことが、日本にとって光栄な義務だとこの二人は考えました。そして早期発見、早期治療をめざし、ハンセン病治療に有効と認められたMDT(多剤併用療法)を実践するため、日本財団の助成をうけ、WHOや関係国政府と協力し、ハンセン病治療薬の提供などを実施してきました。その結果、財団発足当時ハンセン病患者は世界で1,200万人以上と推定されていましたが、ハンセン病が公衆衛生上問題となる国(WHOの定義による)は今日ではあと2カ国を残すまでになりました。現在はハンセン病に対する偏見と差別のない世界を実現するため、ハンセン病についての正しい理解を広めるとともに、ハンセン病を体験した人やその家族の社会的・経済的自立を支援しています。
詳しくは笹川記念保健協力財団のホームページをご覧ください。
1985年、中国・広州で、第1回中国国際ハンセン病学術会議が開催されました。笹川記念保健協力財団はこの会議を支援しました。この会議の席上、中国政府は今世紀中に中国のハンセン病を制圧すると宣言し、2000年にはこの目標を達成しています。
翌86年、10年間で1,000名の中国医学研究者を日本に1年間招請するプログラム「日中笹川医学奨学金制度」の協定書に調印し、87年には同奨学金制度による第1期生49名が来日し研究・研修を開始しました。
2007年には、日中笹川医学奨学金制度は20周年を迎えました。そこで、さらに5年延長することを決定し、20周年記念式典と日中笹川医学奨学金第三次制度調印式を北京の人民大会堂で挙行しました。この制度で日本で医学を学んだ研究者は、すでに延べ2,098人に達しています。(2010年1月現在)
さらに2008年には、中国医科大学との共同プロジェクトとして、医療面で遅れている地方の医師の生涯教育という新しいプログラムが始まりました。このプログラムでは日中笹川医学奨学金制度によって日本で学んだ笹川医学研究者が指導にあたるとともに、日本からも専門家が現地におもむいて特別講義を行っています。これは中国人民の医療福祉向上と、医療分野での日中間の交流促進を目的としています。
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2010.09.08 |
「日中両国の架け橋となれ」 日中笹川医学奨学生2128人に |
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2010.08.13 |
狭まった日中医学界の距離 笹川医学奨学生OBが来日 |
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2009.09.18 |
笹川医学奨学生30人が来日 2千人の応募者から選ばれる |
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2008.10.09 |
中国の医師30人が来日 21年目笹川医学奨学金制度で歓迎式典 |
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2008.03.31 |
日中医学研修制度30期生が修了式 装い新たに9月に再スタート |