JAPAN ASEAN Women Empowerment Fundへの30百万米ドルの出資について

2019年9月17日
 

公益財団法人笹川平和財団(東京都港区、会長:田中伸男)は、BlueOrchard Finance Ltd社が運営を行う「JAPAN ASEAN Women Empowerment Fund (JAWEF)」に、最大30百万米ドルを出資する契約を締結しました。
 
JAWEFは、ASEANを始めとするアジア地域において女性のエンパワーメントを支援するマイクロファイナンス機関に対する資金提供を行っています。同地域におけるマイクロファイナンス機関の取り組みにより、女性の金融サービスへのアクセス向上を促し、女性のエンパワーメントに寄与することを目的としています。同ファンドは、2016年に運用を開始し、これまでにアジア7カ国計21のマイクロファイナンス機関への資金提供を行っています。 
 
笹川平和財団は、目指すべき5つの重点目標のひとつに「女性のエンパワーメント」を掲げ、中・長期的な視点から課題解決に向けた様々なプログラムをスタートさせています。2017年には、東南アジア地域の女性と女性起業家の支援に取り組む「アジア女性インパクト基金(AWIF)」を設立しました。このたびのJAWEFへの出資は、同基金の活動の一環として行うものです。 
 
なお、今回の同ファンドに対する追加出資には、当財団のほか、株式会社国際協力銀行、独立行政法人国際協力機構および住友生命保険相互会社が参加します。追加出資による同ファンドの総額は、約120百万ドルから約241百万米ドルに増額されます。
 
持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられているジェンダー平等とすべての女性のエンパワーメントを実現し、可能性を最大限に引き出すためには、民間企業や投資家による積極的な取り組みが不可欠です。今後も当財団は、アジア女性インパクト基金を通じて、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントへの投資促進に取り組んでまいります。 
 
BlueOrchard Finance Ltd社について

BlueOrchard Finance Ltd社は、2001年に世界初のマイクロファイナンスを専門とする民間の投資機関としてスイスに創設されました。これまでに新興国を中心とした80カ国で約60億米ドルの投融資を行い、低所得者層に金融へのアクセスやその他関連サービスを利用するための支援を行っています。持続可能な開発目標の17項目のうち、13の項目に関連するファンドを手掛けており、投融資を通じた女性のエンパワーメント推進にも積極的に取り組んでいます。

BlueOrchard Finance Ltd社のウェブサイト
https://www.blueorchard.com/

 

 

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アジアにおいて女性の経済的エンパワーメントとジェンダー平等を実現するためには、あらゆるアクターが協働することが求められます。アジアのすべての女性がそれぞれの能力を最大限発揮できる未来に向け、革新的なソリューションや方法、知識共有促進やイノベーションに取り組むパートナーを募集しています。

詳細については、awif@spf.or.jpまでお問い合わせください。