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笹川中東イスラム基金プログラム

笹川中東イスラム基金(SMEIF)は、日本と中東との間で政治、経済、社会、文化などの分野において相互交流と理解のさらなる拡大と深化を目指します。日本と中東との関係は、石油・天然ガスなどエネルギー資源の需給関係を中心とした経済分野に焦点が当てられているのが現状です。多角的な視野に基づいた日本と中東の間での交流の促進が求められている一方で、日本と中東双方における情報格差や認識の齟齬が存在しています。このような諸問題や課題を解消するために、以下のプログラムを設定し、日本と中東との関係拡大および相互理解の深化を目指すプログラムを実施します。

1.日本からの情報発信

中東地域での日本のイメージは、インターネットが普及した現在もなお固定された古いイメージや一部のアニメーションを通じた印象に留まり、バランスを欠いています。本基金では、現在の日本の政治・経済・社会・文化に関する情報発信を行い、中東地域における現代日本の理解増進に努めます。

2.人物交流

中東地域と日本との相互理解を深めるため、対象地域において各界で枢要な地位を占めている人物や将来的に様々な分野で次世代のリーダーになる人物を日本へ招聘します。それに加えて、各専門分野における有識者や専門家、メディア関係者や若年層の交流など幅広い人物交流を行います。

3.中東における政治変動への対応

現在の中東における政治変動は、中東地域をこえ、世界的な規模で影響が広がっています。この動向を正確に把握することは、日本の中東への理解促進、中東政策の立案に不可欠です。中東イスラム地域の民衆革命が、社会的にどのような変革をもたらしたか、革命による権力の移行が国内、地域、国際政治にどのような影響を与えているか、世界各国の中東研究者などの協力を得て調査研究を行い、その成果を発信・共有化していきます。

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